今回はネコちゃんの心臓健診に関してです。
いきなりですが...
16%
さて何の数字でしょう??
実は外見上特に大きな問題はないのにも関わらず、
心臓病と診断されたネコちゃんの割合です。
ネコちゃんの心臓病は肥大型心筋症といって、
心臓の筋肉が肥大してきてしまうタイプの心臓病です。
それにしても16%ってちょっと多くないですか?
(100頭中16頭が心臓病...)
さらに心臓病と診断されたネコちゃんのうち、
聴診で心雑音が聞こえたのは、なんと4割弱。
つまり残りの6割強は見た目も大きな異常はなく、病院での通常の身体検査等でも
明らかな異常が見られないという状況です。
ということは、症状が見られた時に受診する?
残念ながら、心臓病の症状は肺水腫、胸水貯留、血栓症とどれも致命的なものが多く、
症状が見られた時には、かなり進行していることが多いです。
また必ずしも高齢の子がかかるわけではなく、若齢の子の罹患率も高いです。
血栓症に関してはこちら
猫ちゃんの心臓病、動脈血栓塞栓症について - komorebipetclinic’s diary
そのため、早期発見の方法として心臓のエコー検査をお勧めいたします。
心臓検診では、心臓のエコー検査、血圧検査および心臓のバイオマーカー検査などを組み合わせることにより、心臓病の検出率を上昇させます。
早期に心臓病が発見できることで、心臓病の進行を遅らせたり、心臓の負担を軽減してあげることができます。
なかなか普段の生活では気にすることもなく、『心臓病』と聞くと、いつも元気いっぱいな姿からは想像しにくいかもしれませんが、この機会に検診を考えてあげてはいかがでしょうか?
当院では心臓病の予防的な治療ができている子も多くおりますので、ぜひ一度、お話だけでも聞きにきてください😊
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